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きみの一閃で目覚めた恋心

第2章 ~告白のメッセージ~

◇文月家2階・郁の部屋◇

「隼、どうしたの?」

兄さんの部屋に入ると、兄さんは整理していた書類を机の上に置く。

「兄さんに、ちょっと報告したい事があって」

「急に改まってどうしたの?
まさか、恋人が出来たとかだったりして!(笑)」

流石、兄さんだ。

勘と推理力は、相変わらず高い。

「うん、そのまさかだよ」

「……えっ?」

兄さんから笑顔が消え、驚いている。

「え、う…え…え?」

明らかに、動揺している兄さん。

「今日、2歳上の彼氏が出来たんだ」

言ってしまった。

「えぇ~~~!!??」

大声で驚愕して、椅子から立ち上がって兄さんは僕の両肩を掴んで揺らす。

「えっ、どういう事!?
誰!?どこで!?何してる人!?
まさか、友達の家で晩飯ってその彼氏の人の事!?」

「兄さん、落ち着いて!」

驚きと混乱と困惑で、取り乱す兄さんに落ち着いてもらおうとするが、兄さんは取り乱したままだ。

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