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きみの一閃で目覚めた恋心

第3章 ~初対面のリザルト~

「それじゃあ、えーと…。」

朝陽君が、店内を見渡す。

「7番テーブルの方へ」

郁さんと呼ばれた客は、朝陽君に案内されて7番テーブルの席に座る。

「お冷をお持ちしました」

「どうも」

俺は、郁さんと呼ばれた客が座るのと同時に、氷と水が入ったガラスコップをテーブルの上に置く。

「信長さん、この人が大喜さんと話してた郁さんだよ」

「郁さん
この人は、七瀬信長さんって言って俺達と同じゲイなんすよ」

郁さんだけに聞こえるように、小声で俺の事を紹介する大喜君。

「そうなんだ
よろしくお願いします」

「よろしくお願いします」

俺と郁さんは、お互いにお辞儀をした。

「すみませーん!」

「はい、少々お待ち下さい!
それじゃあ、郁さんまた」

そう言い、大喜君は他の客のオーダーを取りに向かった。

「信長、これ10番テーブルへ運んでくれー!」

「わかりました!」

店長に呼ばれて、郁さんに再度お辞儀して厨房前へ行く。

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