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きみの一閃で目覚めた恋心

第1章 ~一閃のプロローグ~

朝陽君の言うとおり、俺が気になってる男性客は週に2回。

梅田喫茶店に、通ってくれている客なんだ。

いつも、竹刀袋を持ってるから覚えやすい特徴の客。

竹刀袋ってわかった理由は、オーダー取る時にたまに剣道の会話が聞こえてくるからそれで。

「あの人、いつぐらいからココに通ってるんだろう?」

2人に聞くと、大喜君が先ず口を開く。

「えーっと、1年前からだよ」

大喜君の言葉に、笑顔で頷く朝陽君。

「そうそう、いつも竹刀袋を持ってるから記憶に残るんすよね~」

「すみませーん!」

「はい」

俺は、大喜君と朝陽君の方を見る。

「それじゃあ、オーダー行って来るね」

「うん」

「頑張って」

そう言い、俺は気になってる客達のオーダーへ向かう。

「お待たせしました」

その後も、仕事は順調に進んで今日の仕事が終了した。

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