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きみの一閃で目覚めた恋心

第3章 ~初対面のリザルト~

「兄さん
信長さんの料理、完成したみたいだよ」

「……。」

兄さんは無言で、厨房から出て来た信長さんをチラ見して、僕の方を見て口を開く。

「隼は、彼の料理食べてどうだったの?」

「ソース焼きそばだったけど、かなり美味しかったよ」

「ふーん」

信長さんは、自分で作った料理が盛り付けられてる皿を、お盆に乗せてこっちに向かって来る。

「お待たせしました」

先ずは、一皿目を配膳する信長さん。

「ソース焼きそば、ね」

信長さんの一皿目は、梅田喫茶店のメニューにも載ってるソース焼きそば。

って事は、信長さんは店のメニューで賭けに勝つつもりなの?

「次は、スープです」

次に、信長さんはスープが入ってると思われるお茶碗を、ソース焼きそばを盛ってる皿の隣に置く。

「このスープは…?」

スープを見て、兄さんは首を傾げる。

「……ッ!」

匂いを嗅いで、何のスープかわかった。

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