無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「白菜と玉葱と舞茸を使った、牛乳コンソメスープってとこですか？」

「牛乳コンソメスープ！？」

「隼君、正解だよ」

やっぱりか。

具材は、見た途端にすぐにわかった。

スープに関しても、匂いで牛乳とコンソメの素を使用してるのがわかる。

「牛乳にコンソメって合うの？」

「ダイエットに良いと、ネットでもいくつかメニューに記載されていたのを思い出しまして
あとは店長から、郁さんがダイエットしてるとお聞きしたので、今回のスープを作りました」

「そうなんだ
じゃあ、先ずはソース焼きそばから」

兄さんは、ソース焼きそばを一口食べる。

「ん？
この喫茶店の味じゃないけど、喫茶店で食べてるソース焼きそばよりも美味しい…！」

「え？」

パッと、信長さんを見る。

すると、信長さんは僕の顔を見てニコッと笑みを浮かべる。

「兄さん、ゴメン！
ちょっと、一口だけもらうね」

もしかして、このソース焼きそばって…。