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きみの一閃で目覚めた恋心

第3章 ~初対面のリザルト~

一通り説明し終わると、真剣な表情で郁さんを見る。

「今回のソース焼きそばと、牛乳コンソメスープは郁さんの為に心を込めて作りました」

一旦、間を置いてからすぐに口を開いた。

「もう一度、言います
隼君との交際を認めて下さい
お願いします」

「……。」

あとは、郁さんの返事を待つのみ…。

「郁さん」

「信長さんと隼さんの交際、認めてあげて下さい」

「俺からも頼むよ」

「「俺達からも頼みます」」

いつの間にか、俺の後ろにいた大喜君と朝陽君と店長。

先輩スタッフの、細谷宗介(ほそやそうすけ)さんと御子柴健一(みこしばけんいち)さん。

「みんな…。」

「兄さん
僕達、真剣なんだよ
お願いだから、僕と信長さんの交際を認めてよ!」

「隼君…。」

隼君、みんな……ありがとう!

「郁さん、お願いします!
隼君との交際を認めて下さい!」

俺は、郁さんに頭を下げた。

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