ココロノソラ
第36章 Black 上司。 2
「何するんです…?」
「イれるんだよ。」
「初めてですね。」
「ああ、性処理してもらう側はイれないからな。気持ちいいぞ?」
初めての体験なのに自分でも驚くくらい冷静だった。
何度も何度も行っている。仕組みは分かっていた。
「ひっ…!」
「大丈夫だから。優しくするよ。」
言葉通り大野さんは優しく触れていた。
動く舌や指が直で伝えられる。
「はあっ…っ…」
「ほら、もう指飲み込んでるよ。えっちだなあ?」
ぐちゅぐちゅといやらしい音が響く。
気持ちいいけど恥ずかしくて顔を覆ってひたすら耐えていた。
「ああっ!…っ、きつ…」
テンポが早くてもう大野さんのモノが侵入してくる。
「いくぞ…潤。」
きつい。痛い。気持ちいい
がぐるぐるしていた。
ふと動きが止まったと思い
下半身の違和感に力が入る。
「あっ……締めんな。ばか」
耳元に吐息がかかる。
ああ、大野さんのがナカにいる…
「我慢できねえ。」
その言葉を合図にガンガン腰を動かされる。
やばい…最高に気持ちいい…
「あっ…あ、あっ…」
女の子みたいな高い声が自然にでる。
大野さん…
大野さんっ…
バチッと目が合ってどちらからともなくキスをした。
「イくっ…イっちゃ、…う」
「俺もっ…」
頭が真っ白になるくらいの快感をおぼえた