ココロノソラ
第28章 Sweet ? No, Bitter sweet .
「かーず
もっと近づいて。」
せっかく起きたのにベッドに逆戻り。
もう怒りたくもなくなる...
「んふ、かずの匂い...」
だってほら、
こんなこと言ってスリスリしてくるんだよ?
「それに絵の具の匂い...」
え?絵の具の匂いがするのは智のほうだろ?
「俺の部屋...入ったでしょ。」
あ...そうだ。
どうしても画用紙が欲しくて
勝手に部屋入っちゃったんだ...
「...ごめん、」
「入らないでって言ったのに。」
「いや、画用紙が欲しくて...」
「うるさい口は塞ぐ。」
__んっ!
さっきとは違う、
顎を掴まれて押し倒される形のキス。