テキストサイズ

オカズファンダジー

第7章 子供会の遠足の写真

ままごとではふたりがお姉さんやママでボクが子供。いつもはボクに甘えてくれてるんだけど、大人の女性としてボクに接してみたいのかなと思ってドキドキした。

晩御飯はカレーを作ってくれてあったので、さなちゃんが温めたりして支度してくれた。その手際の良さにボクは感心した。

「よくできるね。さなちゃんはいいお嫁さんになるよ」と言ったら、

「○○兄ちゃんのお嫁さんにしてくれる?」とさなちゃんは嬉しそうに笑う。

「ズルい~、あたしも○○兄ちゃんなお嫁さんになる~」

ボクがさなちゃんをお嫁さんにもらうと言ったらまなちゃんもボクのお嫁さんになると言ってくれたので、ふたりともお嫁さんにもらうからいつまでも仲良くするんだよと言ってあげた。

この頃から崇拝していた家康様だって側室がいっぱいいたし、憧れの戦国武将だって側室いっぱいいたから当然に現代でも側室を持てると思っていたんだ。ねっ、社会常識が欠如してるでしょ(笑)

どちらが正室でどちらが側室になるかでもめたらどうしようと思ったが、それはなかった。ふたりとも正室になるつもりらしい。

「遠足楽しかったね~」とさなちゃんが子供会の遠足の写真を出してきた。

3人でいる写真を見ると嬉しいけど、げっ、集合写真まで・・。何でそんなヤバいもんを出してくるかな~💦まあ何事もなかったように振る舞おうとしたが甘かった。

「まなちゃんパンツ見えちゃってるね」とさなちゃんが集合写真のまなちゃんを指さした。

「まなちゃんのパンツ見れて嬉しい?」とさなちゃんが悪戯っぽく笑う。

これは厳しい質問だ。あまり嬉しいと言えばエッチで変態だと思われるし(実際そうだけど笑)、嬉しくないと言えばまなちゃん傷つくだろうし。

「他に男子や男の人もいるのにパンツ見えちゃうのはよくないな。気づいてあげられなかったボクも悪かった、ごめんね」とボクは言った。

「他に男子や男の人もいるのにって言ったね。じゃあ○○兄ちゃんにだけ見えたんなら嬉しいんだ」とさなちゃんが言ってふたりは顔を見合わせて嬉しそうに笑う。

流石はさなちゃん、まだ小3なのによく頭が回る。痛いところを突かれた。

「まなちゃんのパンツ見えちゃった時嬉しそうだったもんね」と言ってさなちゃんは笑った。

サワガニの時か。足を閉じるように注意したけどパンツ見た瞬間の嬉しそうな顔は隠せなかったか~💦



ストーリーメニュー

TOPTOPへ