ながれぼし
第6章 きみごころ
櫻「でもタケ、さっきのが最後な」
「はーい。ガッテン承知乃助太郎!」
俺は、ビシッと敬礼をした
大「え?何?最後って??」
「お・し・り♪」
大「おしり?」
きょとん。
だってねぇ…
彼氏の雅ぽんに悪いでしょ?
って言ったら、智っちはボッ。と顔を赤くして
あは。かわいー♪
…まぁ…ちょっと残念だけど←
「そだ、ユミ姐は?」
ユミ姐とは、櫻ちゃんの奥さんになる人だ
何度か会ってるけど、何故だか智っちには超優しくて、何故だか俺には強気だ。だから姐さんと呼んでいる
櫻「ユミ?あいつは今日、ブライダルエステとかなんとかに行って、そのまま実家に泊まるから、ごゆっくり〜だとさ。エステなんて行って何が変わんだって思うけどな」
「櫻ちゃん…それ口が避けてもユミ姐には言うなよ」
櫻「…言うかよ。あいつ怒るとマジ面倒……ってなんだよその顔」
「ふふ…んにゃなんでもねーよ。
にしても、結婚式楽しみー♪」
櫻ちゃんは、ユミ姐に対してそんは風に言うけれど、なんだかんだ大切にしてるのは伝わってくる
「あ。てことは櫻ちゃんもお泊まりOK?!」
櫻・大「「その予定」」
ここでハモり(笑)
そ。今日は智っちの家にお泊まり
ねぇねぇ櫻ちゃん
ねぇねぇ智っち
久しぶりに今日は語ろうよ
何の話をする?
仕事の話も良いよね
恋バナはmustっしょ♪
皆は?皆はどうしてる?
変わらない?元気にしてる?
山田んとこの子供は…もう小学生になるんか
時が経つのは早いね
そか
俺達が出会ってもう10年経つんだ
じゃぁさ…
だからさ
たまには昔話もいいんじゃない?
ね?
「あれ?」
前を向けば、既に歩きだしていた2人
おーい…
今回の主役は俺でしょーよ
ってちょっと拗ねてみたり
でも
仲良く肩を並べて歩く2人
う~ん。良いね。
俺は親指と人差し指で、四角いフレームを作り、そこに2人の後ろ姿を納め
「カシャ♪」
とシャッターをおろす
ごめんね雅ぽん
会ったことないけどさ、やっぱり俺のベストショットはこの2人なんだよねー♪
櫻ちゃん と 智っち
俺ね。この2人のことを見てるのが
すげーすき
親友だけどそれ以上で
恋人同士じゃないけど、とても特別な2人
俺、この2人が大すきなんだ