テキストサイズ

ながれぼし

第5章 愛ってやつ?





でも取りあえず

「風呂。貸してやるから掻き出してこい。腹壊すぞ。」

それに、あのクソ餓鬼の臭いなんてこれ以上嗅ぎたくない。


大「……うん……にの…パンツ貸して、ついでに服も。」


うるうる。の瞳で
なんとも図々しい。

「わぁったよ。準備しといてやるから、早く入ってこい。」


大「ぐす…ありがとう…。」


ひょこ…ひょこ…と、風呂場へ向かう智。


そりゃ3回戦もやれば、そうなるわな。
よく走ってこれたな。


痛み止めも必要か。



.


ジャァジャァ…

風呂場から聞こえてくる水音。


下着に服にバスタオル、痛み止めに水に
直ぐにココアが飲めるようにお湯も準備した。



…智はさ

男運が悪い。

ただ悪いんじゃなくて
めちゃくちゃ悪い。


変な奴に当たってばっか



クソ餓鬼。
確か名前は…松本?いや松井…潤だっけか。
朝でも昼でも夜でもグラサンをかけているナルシスト。あーゆう奴は大抵決まって潔癖。超潔癖症。最早病気レベル。
そんな奴が智と付き合える訳がない。
智はビジュアルこそ綺麗だが、家事が全く出来ない。直ぐに部屋はゴミだらけ。彼氏がいない時は俺が掃除してやってる位だ。
んで人の使用済みのパンツも何の躊躇もなく履けるんだよ。お前にできるか?クソ餓鬼が。



その前は…
さくら…しょう…だったかな。
キラキラの慶おーボーイ。生まれながらのボンボン。頭は良かれど、育ちの良い奴ほど、ドぎつい性癖。
初めてのSEXで、縛り上げられたらドMでもない限り、鳴き叫ぶわな。
智は、恋愛対象こそ男だがSEXは至ってノーマル。優しく抱き締めてあげなきゃ駄目なんだよ。


で、その前は…
なんちゃら雅紀。
こいつは、無駄に手足が長いスタイルの良い奴だった。
まぁ笑顔も無駄に輝く優しい奴で…ただチョーウルトラスーパー阿保。超ど級の天然。
智も阿保な天然なんだよ。そんな2人が付き合ったところで、大事故しか起こらないよね。火事よ。大火事。大災害。
智には、ちゃんと突っ込みを入れられ、空気の読める頭のいい奴があってんだよ。


わかったか!
ばーか、ばーか、ばーか!


ストーリーメニュー

TOPTOPへ