and you
第2章 not yet S×O
O side
翔くんとのエッチは好きだ。
そりゃ恥ずかしいけど、でもそれ以上に
翔くんを直に感じられるから。
抱かれる度に何度でも好きになる。
どんな時だって、時間をかけて
ゆっくり解かしてくれる。
でも、今日は。
「ね、翔くん…、もぅ我慢出来ないから…
きて?」
腕を翔くんの方に伸ばすと、
「もぉー…可愛すぎ。」
俺の腕をとって、激しいキスを受けとる。
「本当はもうちょっと解かしたいけど…
俺ももう無理。
痛かったらすぐに言ってよ?」
「うん…。…っあっ。」
翔くんが、ゆっくりと中に入ってくる。
苦しいけど、でもこの瞬間が一番好き。
ひとつになれると思うと、この苦しさで
さえ、愛しいんだ。
「ふぅ…入ったけど、やっぱりいつもより
狭いね。痛くない?」
「うん…。だって翔くん優しいんだもん。」
煽るなって翔くんがため息をつくと、
中にいる翔くんのがピクンと動く。
我慢してるんだよね。
俺が慣れるまでって。いつもそうだもん。
でもね、今日は。
「動いて、翔くん。」
「まだきついでしょ?ダメだー…」
「いいから。」
俺がゆっくりと腰を動かすと、
「っ、もぉ!煽るなって…。」
「ああっ!」
大きく突き上げられて背中がしなる。
突然激しくなった動きに、
苦しさがあったのは最初だけ。
何度も突き上げられるうちに、
「あ、ソコっ、ふぁっ。」
「ここ、イイとこだもんね。」
ニヤッて笑ってソコばかり狙われると、
もう堪らない。
「も、イッちゃ、あっ、…っ。」
「…くっ。」
俺が達したとほぼ同時に、
中が熱く濡らされた。