ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
帰宅して、玄関からリビングに向かう。
誰も居ないシーンとした部屋。
父親も母親もまだ、仕事から帰って来る時間
じゃない。
……。
潤は自分の部屋にいるのは分かった。
タンタンタンタン……
二階に上がっていく。
カチャリ。
ノックなしで入るオレと潤の部屋。
ベッドに潤が寝てる姿があった。
オレは鞄を置いて、潤の側に向かった。
寝てる?
身体を起こさず、ピクリとも動かない潤は
胸に手を置いて仰向けに、
こっちを向いて眠ってる。
その寝顔を上からしばらく眺めていた。
……綺麗な寝顔だね。
本当に。
オレの大好きな潤。
その唇にそっと近付いて、オレは
自分の唇を重ねた。