ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
S「和、とりあえず乗って?ハハハッ」
呆然としたテンションのオレの背中に回った
翔にグイグイ押されながら、
その高級車から出てきた男に
ドアを開けられ、勝手にエスコートされた
みたいになってるオレ。
……近所のコンビニの駐車場で。
なんか、オレ。
朝から、何に巻き込まれてんのよ?
みたいな。
オレの隣に翔が乗り込んできた。
S「和とのデート、めちゃくちゃ楽しみでさ!
マジでなんか。アー!うわぁ……」
……何なのよ?
あんた。
N「…………何?」
S「んー、いやぁ!ヤバいわ。マジ……」
やっぱ。
こいつのテンションバカみたいになっちゃってる。
走り出した車の後部座席で。
どこに朝から連れて行かれるのか……
分からないオレも。
なんか、落ち着かないこいつよりも。
内心、落ち着かない気持ちで。
下を俯いてただ座っていた。
今日は潤の友達の、こいつを。
出来るだけ潤から離して行く為に。
オレも、芝居をしなきゃいけないんだけどさ。
……よく分からん展開に。
調子狂うわ。
マジで……