ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
その後のオレらは、結局ファーストフードに
行って照り焼きハンバーガーとポテトとコーラの
三点セットを、二人とも全く同じメニューで
頼んで食べた。
目の前に座ってる翔に聞いた。
N「ねぇ……あんたの綿密に立ててくれた
計画には昼飯はどこにするかは
入ってなかったの?」
S「んっ?」
ポテトを2~3本一気に頬張りながら翔は
S「うん。一緒に行きたいとこはあったけどさ
和が何を好きなのか、まだ知らなかったから。
聞いてからにしよっかなって思って」
……あぁ、そう
N「ふぅん」
S「まだ知らない事だらけだからなぁ~
決めてなくてゴメンね?」
N「いや、全然」
S「じゃあさ、誕生日いつ?」
N「オレ?6月17……」
S「えっ!?明日?明日なの?」
N「あー、うん……だね」
翔が、えぇっ!っと驚いた顔をしてる。
S「あ、じゃあ潤も明日誕生日かぁ……」
………………。
潤。
その名前に反応してしまう。
S「あっ!なんかあげたいなぁ~プレゼント!」
N「……ん、ぃや、さっきソフト貰ったし!」
S「あれは、今日の記念にあげたんですぅ」
……なんだよ、その言い方。
口。
尖らせんな。
S「明日は?和、忙しい……よね?」
………………。
N「はい」
だって、毎年誕生日は家にいるし。
潤とね。
親は、中学2年くらいから一緒にお祝い
する事はなくなった。
仕事が忙しいのもあるからね。
プレゼントもいつからか、金に変わって
いったし。
だから、潤と。
二人きり。
思いっきり愛しあってる……
繋がって、絡み合って、気持ち良くなって。
溶けるくらいに。