ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
S「そっか。誕生日だもんな。忙しいよな……」
ションボリしてる翔にオレは
N「何ですか?」
って聞くと
S「えっ?……いや、会いたかったなぁって」
…………。
会いたかった……
ふぅん。
目の前で、
S「いやいや、やっぱいい、いいっ!ゴメン」
と言って手を合わせてる。
N「…………」
S「今日会ってくれたから、そんな贅沢な事
言わない!ハハハッ」
翔は言いながら頭をボリボリ掻いている。
N「そんなにオレが好きなの?」
持ってたコーラを置いて、真っ直ぐに翔
を見た。
S「…………はい」
翔は一言だけ言って顔を赤らめている。
何だよ。
その反応。
N「聞いていいですか?オレとどうなりたいの?」
それだけ言って翔を見ると、何やら
口をモゴモゴさせてる。
S「どうって、その……んー。なんだ?えーと……」
N「やりたいの?」
S「はあああぁっっっ???」
…………声、でかいわ。
N「しぃーっ!うるさいよ」
翔が真っ赤になって、
S「やっ、やりっ……やっ……やりたいって……」
もっとモゴモゴ言いながら顔に両手を
当てて恥ずかしそうに、その真っ赤に
なってる頬を隠している。
N「違うんですか?」
シレッと聞くオレに。
S「いや、違っ……違わない…いやっ、違うあっ?
えっ!?ああぁっ」
ぶはっ!!
思わず吹き出したオレ。
だって、今時、高校男子がこんな反応
見せる?
N「アハハハハハッ!うけるわぁ」
そんなオレに翔は今度は、赤い顔を
隠しながら指の隙間からチラッと
覗き見ている。