ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
N「落ち着いた?フフっ電話、掛けるんでしょ?」
俺が笑いながら見ていたら
S「あっ……あぁ、うん、ちょっと待っててね
……ハァー」
ぶつぶつ言うように、翔はもう一度
深呼吸をしてスマホを耳に当てて
繋がった相手と会話し始めた。
……こいつの反応。
マジ、うける。
俺相手に、ここまで動揺してさ。
顔真っ赤にしちゃって……
本当に、素直っていうか。
純粋っていうか。
俺は、こんな反応してくれる奴がなんだか
新鮮でもっと仕掛けてみたくなった。
……いや、こいつだからなのか?
綺麗な顔したこいつが俺の言いなりに
なるとこを、ちょっと見てみたいと
思った。
潤から、離したいだけなんだけど。
別にこいつ自身に興味があるとかでは
ないけど。
こいつのこんな反応に、俺のゲームをしている
好奇心に火がついた感覚。
もっと、仕掛けてみたいってね。
S「あぁ、◯◯◯ビル前まで、よろしく」
翔が、電話を切ったようで俺を見た。
N「朝のお迎えの人来てくれるんですか?」
と聞くと
S「うん、あと5分くらいで着くってさ。
ちょっと待ってよ?」
……早っ!
そんな近くにいたのかよ。
なんて思いながら「あーうん」と
返す俺。
翔が、はにかむようにニコッと微笑んで、
さっき俺が触った頬に手を当てていた。
そんな翔の様子を横から見ながら
俺は
N「……照れてます?」
って聞いてみる。