ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
目が泳ぎまくってる、目の前の翔に俺は。
おかしさが込み上げてくる。
恋する乙女かよ。
その反応。
N「……嘘だと思ってたんですか?」
わざと、膨れるような顔をして見せた。
S「あっ、いやっ……違っ、だって信じられなくて」
すげぇ、噛みまくり。
うける。
N「で、どうします?」
わざと聞いてみる俺。
翔は飲み干して既に空っぽになってるグラス
をまた持ってストローを吸っている。
ズルズルズルズルッ~
翔の咥えているストローから響く音。
入ってないジュースをこれでもかってくらいに
まだ吸い続けている。
イケメンが、そんな慌てる様子を俺は内心、
面白がって見ていた。
俺の事を本気で好きになったという翔。
俺の送ったラインの言葉が本気だと
聞いて、これだけ今動揺しているわけで。
S「どっ、どうって……えっ!?」
口に手を当て、みるみる赤くなっていく翔。
N「……試してみます?」
向かい側に座ってる翔の所に、俺は立ち上がって
近付いて行った。
S「あっ!えっ!?か、和っ……ちょっ」
長いソファーに座っている翔の真横に俺は
すとんと腰掛けた。
N「だって、本気だって言ったでしょ?」
翔をじっと見つめる。
俺は今から、こいつを本気で落とす。
そんでもって、潤から離れてもらうのよ。
その為に来たんだから。
こんなとこまでさ。