ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
鞄を持って、ソファーから立ち上がろうと
した、その時。
右手首を、強い力でグンッと引っ張られて
俺は、体勢を崩しそのまま又ソファーに
ドサッとしりもちをついた。
N「ッ!痛ッてぇ!何すんだよ!」
言ったと同時に、両手首を翔に掴まれて
頭の上に強引に縫いとめられた。
N「ッ!馬鹿力かッ!痛ったぁ……」
!?
上からこちらを見下ろす翔は
さっきの表情とは、一変していた。
俺を、雄の目付きで見下ろしてやがる。
……そんな顔も出来るのかよ。
ただのへたれかと思ったわ。
S「和……」
N「……どけよ」
S「嫌だ」
なんだよ。
俺も男だけどさ。
体格さかな。
こいつを、振り払いたくても
その手はビクともしない。
S「……和」
N「だから、退けっ…て…ンッ!」
逃げようにも逃げれない体勢から、
いきなり、こいつの唇に塞がれて
しまった俺の唇。
上から、強引にされるキスに俺は
されるがままになっていて。
熱すぎる重ねられた唇に反射的に、
顔を背けた。
N「ンンッ!はぁっ……」
長く押し付けられるようなキスに
息苦しくなって、離れた瞬間息を
大きく吸い込んだ。
N「ちょっと……お前!やめっ……ンッ」
両手首を拘束されてるもんだから、
翔に好き放題されてしまう。
又、そのままの体勢から
翔が俺の顔の横に、片ひじついた状態で
固定して顔を動かせないように
自由を奪ったあと、キスの嵐をふらせた。
N「ンンッ!」
翔のサラサラした髪が頬を擽る。
唇と身体の自由を奪われた俺は
こいつのされるがままになっている。
……つか、こんな乱暴なキス。
むちゃくちゃな野郎だな。
おい!!
何、いきなりスイッチ入ってやがんだよ!