ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
N「……痛い」
下から翔を睨む俺。
掴まれたまんまの両手首がマジで痛い。
S「あっ、ごめん」
そう言って翔は、スッと素直に手首を
離してくれた。
解放された、両腕。
俺は右腕で
N「ちょっと退いて?」
翔の肩を下から押す。
ただ、俺もまだちゃんと体勢が整ってない
せいか、押し返すくらいの力がなくて。
翔はまだ俺の上に半分重なってる。
しかも、足が俺に絡んで俺はこいつが
ちゃんとどかなきゃ、まだ身動きが
とれなかった。
S「だめ」
N「はっ?」
S「このまま帰さない」
N「…………」
S「俺……和が好きなんだ。こんな力任せに
ごめん。だって、和が悪いんだよ?
……可愛いすぎるから……」
N「ちょっ……」
俺が言おうとする前に、退かなかった
こいつに再び、両頬を馬鹿力で掴まれて
唇を塞がれた。
N「フッ……ンッ」
次の瞬間、ニュッと熱いものが俺の
咥内に入ってきたのを感じたと
思ったら、直ぐ様、もっとと抉じ開けるように
深くこいつの舌が入ってきて、
俺の舌を絡めとってきやがった。
…………!?
こいつ!
角度を変えながら、舌をからめていく。
時折、チュッチュッと軽く吸われたり
そうかと思えば、歯列をツツーッと
なぞられる。
N「……フッ……ンッ」
俺から思わず漏れる吐息混じりの甘い声に。
こいつは、一層勝手に興奮していってるのか
そのキスは、どんどん深くなっていく。
……ちょっとやべぇ。
こいつ、上手い。
俺は、気が付いたらこいつとのキスに
夢中になっていた。
舌が絡む感じが気持ち良すぎて、
潤とするキスの感覚とは又違うのに
俺は、思わずもっとと言わんばかりに
今や積極的に舌を差し出していた。
S「……ンッ和……可愛い……」
こいつがキスの途中で、俺の髪を撫で
愛おしそうに呟く。
S「……好きだ」
N「……ンッ……ハァ……ンッ」