ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
深い深いキスに頭の芯が痺れて麻痺する
ような感覚。
さっきまでの、ヘタレ君はもうその影すら
見えない。
うっすらと目を開けば、こいつも同じタイミング
で目を開けたようで……
キスしながら、ばっちり目が合った。
……綺麗な顔。
S「和……綺麗な顔……」
はっ?
今、俺も思ってたわ。
自分の心の声を読まれたんじゃないかって
タイミングで翔が言った。
少しだけ、離された唇に、又翔はチュッチュッと
触れるように重ねていく。
俺は、されるがままに頬を翔の両手に挟まれて
至近距離で見つめ合う。
さっきまでの、乱暴な押し付けられるような
キスとは違う。
こいつの熱い舌がまた、俺の咥内に入ってきて
舌を上手く絡めとる。
……マジ、ヤバい。
俺は、演技って事をすっかり忘れて
しまっていて、こいつの首に両腕を
回して、グンッと自分に引き寄せた。