ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
いつもは、俺が好きな時に好きなように
潤を抱く。
だから。
こいつに好き放題ヤられてる俺は、
俺じゃない。
あくまでも、演技しながら誘った
はずなのに……なんだよ。
この状況。
俺……気持ち良くなってる
こいつ相手にさっきまでの、主導権が
今こいつに移ろうとしている。
……だって。
キスが思ってた以上に、上手くて。
厚ぼったい、ぷっくりした唇に塞がれて
舌を絡めとられて……
凄い気持ち良くて。
……なんだ。
この状況。
俺……が望んだ?
こうなる事を?
……いや、違う!!
俺は、あくまでもこいつに対する
気持ちは一切何にもないから!
付き合ってるのは、演技で。
「好きだ」
なんて言ってるのは、勝手にあいつが
ほざいてるだけ。
潤……
お前も俺に抱かれる時、いつも
こんな風に受け入れてたのかよ?
N「あぁっ……ンンッ!」
ごちゃごちゃ考えていた、思考を急に
引き戻された。
だって!
おいっ!お前!
いつの間に、そんな所に手入れようと
してんだよ!?
見ればパーカーの裾を翔の手が、ごそごそと
まさぐっていた。
N「ちょっ……待っ……」
翔の手を思わず掴んだ。
ギロッと下からにらむようにして
見たけど、こいつには通用しなかったみたいだ。
S「和……好きだ……」
油断していた、俺の空いた唇にまた、
こいつの唇が重なる。
N「ンンッ……」
抑えていた俺の手をサッと素早く払いのけ、
またこいつの手がパーカーの裾を持ち上げ
ようとしていた。