ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
N「ちょっと、待て!待てッ」
翔の手を掴んで触れていた所から離した。
N「もう、止めない?」
S「はっ?」
……まぁ、そういう反応になりますよね?
普通。
N「オレ、用事思い出したから」
S「はっ?」
翔の2度目の同じ反応に俺は動じる事なく
N「ちょっと……退いて?」
グイッと翔の肩を押した。
熱くなった身体が、段々冷めていくのが
分かった。
それよりも、翔の開いた口が塞がらない
この状況に俺は、容赦なく帰る準備を始めた。
……だって。
こいつが思ってた以上に俺を持っていこうと
するから。
俺よりも主導権握ろうとするからっ!
あれは、あくまでも演技なんだよ。
変な風に、俺を掻き乱すな!
バカっ!
翔が、
S「ちょっ、ちょっとちょっと待って!」
後ろから必死に追いかけてきた。
なんだよ。
もう、今日は帰るんだよ。
潤のところに。
S「ゴメン!ねっ?和、俺調子に乗りすぎた!」
俺の洋服の裾を引っ張ってる翔。
N「俺の大事な人ん所に帰んの。離せ。」
翔の更に驚いた顔を見たけど、構わず
「お邪魔しました」
と一言だけ置いて、こいつの部屋を後にした。