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ただ今嫉妬宮発動中!

第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★



N「……ただいま」


帰りついた俺は、とにかく潤に会いたくて
潤の香りを嗅ぎたくて、2階にすぐに上がった。


ガチャリ……


部屋のドアを開けると、潤がベッドから
こっちをパッと見て目が合った。
ラフな格好をしている潤。
きっと今日はどこにも出かけなかったに
違いない。


J「あっ……和お帰り。」


……。


N「うん」


ベッドに投げ出されてる短パンから覗く、
潤の長い素足。

少し捲れているTシャツの裾からチラリと
覗く白い綺麗な素肌。


……。


N「……潤」



J「どこ行ってたの?朝からなんて珍しいね」



N「さあ、どこでしょう……」



ニッコリ笑って潤の近くまで行ってベッドに
スルリと入り込む。



J「……彼女でも出来た?」



N「彼女?」



わざと潤に聞く俺に、潤は続けてこう言った。



J「母さんが、和、デートだって言ってたって」



と。


N「信じてんの?」


J「えっ?……違うの?」


N「……さあね」


J「……良かったね」



………………は?


なんつった?


今。



横目で潤を睨むようにして見る俺に、潤は
こう言いやがった。



J「どんな子?いつ知り合ったの?」



って。



すんなり、信じて受け入れんのかよ?



N「知らない」



潤を睨む目は、一層鋭くなっていく。




J「和に好きな人出来て良かった」



はぁ?


お前、マジ何勘違いしてくれちゃってんのよ?


バカなの?

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