ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
頭がガンガンする。
胸が苦しい。
俺は潤が居なきゃどうなるんだ?
潤が俺から本当に
離れてったの?
帰って来ないって……
お前行くところなんかあるはずないだろ?
潤
潤
潤
やめて
お願いだから
絶対変なこと思わないで
胸がざわざわしてる
潤が
何を思っているのか
感覚で分かる
どうしよう
どうすればいい?
今どこにいんだよ
その場にペタンと座り込んで、俺は
膝を抱えた。
怖かった
潤のあの耳元で聞いた「さよなら」
って言葉が
永遠にさよならするって言ってるようで
早く
早く
早く潤を探しに行かなきゃ
雨が凄いし、あいつ……傘も持たずに
行ったんじゃないか?
こんな夜中に……どこ探せばいい?
潤
潤
この世で俺の一番大事な潤
愛してるって言ってくれるなら
お願いだから
お願いだから
戻ってきてよ
お願いだから
俺の前から居なくならないで