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ただ今嫉妬宮発動中!

第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★




ふらつく身体をなんとか起こして、もう一度
潤に電話をした。



耳元で、虚しくコールが鳴り響くだけで
……出ない



どうしよう



冷たい汗が額から頬につたう







もうすぐ俺らの誕生日だよ



いつも隣にいてくれてお互いに



笑って「おめでとう」って



言ってたでしょ



去年もその前も、潤とベッドで抱きあいながら



潤の温もりを感じながら



混ざりあって溶け合って気持ち良くなって



すごく幸せな気持ちになって



……




俺だけがそう思ってた?







俺だけのエゴ……



だった?




いつの日か……




翔を好きになった潤を無理やり抱いてた?



お前の気持ちなんかいつでも俺の思う通りに
動かしてきて



俺は双子なんだし、なにより潤を心底愛してるし



それは、そう出来るのは当たり前だと思ってた



……







俺のお前への愛しかたは




間違ってたの?




そういう事なの?











悪いけどさ



俺はお前の事しか愛せないし



お前も俺だけを愛してくれないと



この先も



ずっとその先も



生きて行けないって



思ってるんですよ?



お前は



違うの?




双子だからさ




どっちかが居なくなったら




そのどっちかもさ




死んじゃうんだよ?












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