ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
切れた電話をボンヤリ見つめていた。
あいつ、5分であのコンビニに来るって……
なんでこんな深夜にそんなことしてくれんだ?
「潤も和も俺にとっては大事なやつ」
って今そう言ってたっけ
……。
涙を袖でグイッと拭って、立ち上がった。
さっきまでガタガタ震えていたのは少し治まって
身体の自由がきいた。
その足で静かに玄関の扉を開けた。
両親は知らないから。
潤が帰ってきてないこと。
雨が降る中、傘をさしてコンビニまで歩いて
向かった。
約束どおり五分後。
翔の家のあのデカイ高級車のヘッドライトに照らされた。
S「乗って」
翔が窓を開けて言った。
N「……」
言葉が上手く出てこないまま
翔の乗ってる横に乗り込んだ。
S「どっか潤が行くような場所、ある?」
N「……」