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ヴァンパイアに鎖の愛を

第3章 シン

しばらくソウとリュウに弄ばれてる所を見ていたが、何時間もシているので参加しない俺は1人部屋に戻ることにした。


けどずっと頭の中ではさっきのめちゃくちゃに犯されてる吸血鬼の少女の姿が忘れられなかった。


何だこの気持ちは?


せり上がってくるこの気持ちは優越感に近いのかもしれない。


幼い頃、吸血鬼に無残に殺された両親。


それから吸血鬼は大嫌いで憎くてそれと同じくらい怖かった。しかしあの吸血鬼の少女はどうだ?


小さくて強気で…それでいて弱い。


今までの吸血鬼とは全く違う。むしろそこらにいる女と同じな気もするが、あの睨みつける赤い瞳は吸血鬼そのものだった。


あの少女を…吸血鬼をぐちゃぐちゃに犯して助けてと俺に懇願する姿を見たい。だからソウの1週間の提案にも乗ってしまった。


なんて歪んだ考えだろう


でも仕方がない。


俺達のところにノコノコとやってきたあの吸血鬼が悪いのだ。

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