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ヴァンパイアに鎖の愛を

第3章 シン

シンはレイラの上に跨り、頬から鎖骨、胸と女のような顔には似合わないゴツゴツした骨ばった手で触れていく。

その度にレイラはまるで挿入されているかのような快感が身体を駆け巡っていた。

「…辛い?」

何の感情もない声でそう聞くシンに何も堪えず声を押し殺しながらレイラは睨みつけた。

「ハハッ良いね。ま、この媚薬を抜くには男の精液を中に出さなきゃ抜けないんだよ」

そう聞くとレイラはまた中に出されると恐れ、縛られているのもお構い無しにガシャガシャと逃げようと抵抗し始める。

「そっか、妊娠するかもしれないから中に出されるのは嫌なんだよね。じゃあ俺は挿れないよ。」

「っ…?」

パッとシンはレイラから離れるとベッドの近くの棚に行った。

この男、何を考えているの?あの目を見れば善意で言ってないことは確かよ

とレイラも流石にこの男達の異常さに慣れてきたのかシンの思考を必死で読もうとしていた。

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