あたしの好きな人
第4章 離れて気付く思い
久し振りに岳人に会えるって、無意識にお洒落して、痩せたみたいだから、お気に入りのワンピースも着た。
ひょっとしたらと思わなかった訳じゃない。
スルリと優しく抱きしめながら、ワンピースが脱がされて、
無意識の勝負下着も脱がされてしまう。
明るい、太陽の光りが入る、真っ白なシーツの上で、あたしの体が晒されてしまう。
恥ずかしくて腕で隠すようにするのに、じっと見つめる、切れ長の瞳に囚われるように、ゾクリとした。
「……綺麗だよ、……咲良」
掠れたようなセクシーな声が、艶やかな甘さを含み、子宮の奥が甘く疼く。
……やっぱり間違いなんかじゃない、あたしは岳人のことが、
好きなんだ。
自分の着ている白いシャツを脱ぎ捨て、ゆっくりと体が重なるように抱きしめられた。
今まで岳人には、何度も抱きしめられたのに、お互いに裸で抱き合うのは初めてのこと。
それだけで、幸せだと思ってしまう。
嬉しくて涙が零れた。
体中に愛撫され、優しく抱きしめられ、何度もキスを繰り返される。
涙が零れて止まらない。
「……信じらんねぇ、夢みてぇだ……」
熱い溜め息をつく岳人に、もう何度目か分からないキスをされる。
「……余裕ない、すぐにでも、お前の中に入りたい……」
切なそうな眼差しでじっと見つめられ、綺麗な瞳の中に、燃えるような熱い光りを感じて、欲情してしまう。
あたしは黙って頷いた。
両足を持ち上げられ、ズボンをずらす岳人の手が、大きめな肉棒を持つ。
……ちょっと待って、けっこう、大きくない?
一瞬ギクリとして、あたしのあそこの蜜を絡めるようにして、入口に刺激される。
「……あっ…あぁ…!」
にゅく、にゅく、にゅく、
ズッ…ズッ…ズズン……ッ
「あっ…あぁっ~~~~~っ」
信じられない。
岳人の肉棒があたしの中に入って……っ。
「……ハッ、気持ち…い…!」
一番奥まで入った瞬間、お互いの性器が激しく震えたのが分かった。
分かったその瞬間に、岳人の動きが緩やかになり、だんだんと加速するように激しくなっていく。
ズッ…ズッ…ズッ…
ズクッ、ズクッ、ズクッ
「あっ…あぁ…!やあっ…っ!」