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あたしの好きな人

第6章 怒りの矛先




「……少しは俺のことでドキドキして見ろよ、バカ咲良、ざまぁみろ」

体の力が抜けて、へなへなへなと、しゃがみ込んでしまった。

回りに人が何人かいて、好奇の視線にいたたまれなくなり、

そのまま暫く、動けなかったんだ。

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