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僕らのらんど

第1章 初めての戦い

「さ、アキラくんたちも職業を選んで」

まあやさんは話を変えた。

「やっぱRPGといえば、戦士だろ」

トシヤは迷いなく戦士を選んだ。
ステータス画面を見ると、体力(HP)と防御と攻撃の数値が少し上がっていた。

「ちっ、武器はないのかよ」

武器がないなら素手で戦うしかない。
ということは、モンスターとかなり接近しないといけないわけで…。

僕には戦士は無理だろう。
魔法使いか、僧侶か…。

「実はね、さっきの回復薬がもうないの。だからできればアキラくんには僧侶になってもらいたいんだけど…」

女性からお願いされると弱い僕は僧侶を選択した。

「大丈夫、これからは大船に乗ったつもりで…」

《ブー!ブー!》
《モンスターが接近中!》
《モンスターが接近中!》


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