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僕らのらんど

第5章 美女と兎

結局僕はヒロキさんに笑顔で見送られて、れんじと月影と三人で風呂に入るはめになってしまった。
絶対この展開おかしいだろ!

脱衣場に入ると、すでに真っ裸なれんじがいた。
なるべく下は見ないようにする。
月影もすんなり服を脱いで裸になった。
二人とも体を鍛えていて、貧弱な僕の体とは大違い。

「…ん?」

一瞬、何か視線を感じた。
後ろを振り返るも、誰もいない。

「…気のせいか…」

僕は腰にタオルを巻いて風呂の扉を開いた。

「でっか!」

アカツキちゃんの言うとおり、ここは銭湯かよってくらい大浴場だった。奥にはサウナもあるみたいだ。
とりあえずれんじや月影から離れて頭と体を洗い、まだ誰も入っていない湯船へと浸かった。

「あ~気持ちいい…」

朝からこんなだだっ広い風呂に浸かれるなんて、なんて贅沢なんだ。

「ほんと気持ちいいですよね」

「!」

油断した。
目を瞑ってたから、月影の気配に気づかなかった。
てか、なんでわざわざ隣にくるんだよ。

「アキラさん、一つ聞いてもいいですか?」

「なんだよ」

「呉葉さんのこと、どう思います?」

「は?」

いきなり突拍子もない質問に、僕は動揺した。
まさか月影からそんな質問をされるとは…。

「どうって…。綺麗だし、お嬢様だし、まぁいい女だよな」

それに胸も大きいし、なにより仕草がエロい。


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