僕らのらんど
第5章 美女と兎
「さっきの地震はボクが起こしたんだぴょん!」
「!?」
僕たちは一斉に兎太郎に振り返った。
「ボクが土魔法を使って、巨大蜘蛛を土の中に閉じ込めたんだぴょん!」
「ええっ!? うさぴょんが!?」
兎太郎のまさかの言葉に、みんな驚きを隠せない。
「…マジかよ…」
ウサギが喋ると言うだけでも驚きなのに、更に魔法が使えるとは…。
「兎太郎はプレイヤーなのか?」
れんじが冷静に聞く。
「プレイヤー? なんのことかわからないぴょん」
「!」
ということは、兎太郎はNPCか?
「ボクはこないだ魔法学校を卒業したばかりのウサギ族の魔法使いだぴょん! 本当なら魔法騎士団に入隊する予定だったのに、身長が足りなくて入れなかったぴょん。だからとりあえずバニーズで働かせてもらってるんだぴょん」
「太郎ちゃんはね、こんなに小さくて可愛いけど、私たちウサギ族の中では一番強いんですよ」
「えっ? 『私たちウサギ族』って…」
「はい。私たちは獣人なんです」
「ええっ!?」
びっくりした。
まさかそのウサギ耳は本物だったとは…!
「その反応だと、獣人の存在は知らなかったようですね。人間と獣人との共存はまだまだ浸透されてないようですね」
とすると、他にネコ族とかエルフとかいるんだろうか? モンスターが普通に出てくるくらいだし、いるかもしれないな。
「!?」
僕たちは一斉に兎太郎に振り返った。
「ボクが土魔法を使って、巨大蜘蛛を土の中に閉じ込めたんだぴょん!」
「ええっ!? うさぴょんが!?」
兎太郎のまさかの言葉に、みんな驚きを隠せない。
「…マジかよ…」
ウサギが喋ると言うだけでも驚きなのに、更に魔法が使えるとは…。
「兎太郎はプレイヤーなのか?」
れんじが冷静に聞く。
「プレイヤー? なんのことかわからないぴょん」
「!」
ということは、兎太郎はNPCか?
「ボクはこないだ魔法学校を卒業したばかりのウサギ族の魔法使いだぴょん! 本当なら魔法騎士団に入隊する予定だったのに、身長が足りなくて入れなかったぴょん。だからとりあえずバニーズで働かせてもらってるんだぴょん」
「太郎ちゃんはね、こんなに小さくて可愛いけど、私たちウサギ族の中では一番強いんですよ」
「えっ? 『私たちウサギ族』って…」
「はい。私たちは獣人なんです」
「ええっ!?」
びっくりした。
まさかそのウサギ耳は本物だったとは…!
「その反応だと、獣人の存在は知らなかったようですね。人間と獣人との共存はまだまだ浸透されてないようですね」
とすると、他にネコ族とかエルフとかいるんだろうか? モンスターが普通に出てくるくらいだし、いるかもしれないな。