僕らのらんど
第5章 美女と兎
「すごいよ、うさぴょん! こんなに可愛くてもふもふしてるのに、あんな魔法使えるなんて最強じゃん!」
アカツキちゃんは更にテンションあげて、兎太郎を抱っこしながら顔にスリスリした。
「いい加減やめるぴょん!」
「こら、アカツキ」
調子に乗るアカツキちゃんを叱るれんじ。
「だぁって、可愛いんだもん!」
アカツキちゃんが兎太郎を地面に下ろすと、兎太郎は唾をつけて毛並みを揃え始めた。
隣では触り損ねた月影が肩を落としている。
「それにしてもどうしていきなり巨大蜘蛛なんて出てきたぴょん? 透明の壁と関係あるぴょんか?」
「そのことなんだが…単刀直入に聞く。兎太郎、俺たちの仲間にならないか?」
驚いた。
れんじが自分から仲間に誘うなんて…。
まあ、あんな力を見せつけられたら誘いたくもなるよな。少しでも戦力が欲しいのは僕も同じだ。
「お前たちは何者なのぴょん?」
「…そうだな、この世界を旅する冒険者だ」
れんじがうまいこと言う。
「世界を旅する冒険者? じゃあ、ミーミルの泉にも行けるぴょんか?」
「ミーミルの泉?」
「知恵の泉だぴょん。この世界のどこかにユグドラシルがあると聞いたぴょん。ミーミルの泉の水を飲めばもっと最強魔法を手に入れられるかもしれないぴょん」
「ユグドラシル…世界樹か」
おいおい、ちょっと待て。
それって北欧神話のことじゃないか?
9つの世界があるっていう…。
アカツキちゃんは更にテンションあげて、兎太郎を抱っこしながら顔にスリスリした。
「いい加減やめるぴょん!」
「こら、アカツキ」
調子に乗るアカツキちゃんを叱るれんじ。
「だぁって、可愛いんだもん!」
アカツキちゃんが兎太郎を地面に下ろすと、兎太郎は唾をつけて毛並みを揃え始めた。
隣では触り損ねた月影が肩を落としている。
「それにしてもどうしていきなり巨大蜘蛛なんて出てきたぴょん? 透明の壁と関係あるぴょんか?」
「そのことなんだが…単刀直入に聞く。兎太郎、俺たちの仲間にならないか?」
驚いた。
れんじが自分から仲間に誘うなんて…。
まあ、あんな力を見せつけられたら誘いたくもなるよな。少しでも戦力が欲しいのは僕も同じだ。
「お前たちは何者なのぴょん?」
「…そうだな、この世界を旅する冒険者だ」
れんじがうまいこと言う。
「世界を旅する冒険者? じゃあ、ミーミルの泉にも行けるぴょんか?」
「ミーミルの泉?」
「知恵の泉だぴょん。この世界のどこかにユグドラシルがあると聞いたぴょん。ミーミルの泉の水を飲めばもっと最強魔法を手に入れられるかもしれないぴょん」
「ユグドラシル…世界樹か」
おいおい、ちょっと待て。
それって北欧神話のことじゃないか?
9つの世界があるっていう…。