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僕らのらんど

第5章 美女と兎

ヒロキさんの精液をゴクゴクと飲んで、舌舐めずりをする呉葉さん。
なんだかその姿が異常に見えた。

「うふふ、ヒロキ様のおかげで、だいぶ大きくなりましたのよ…」

そう言うと呉葉さんは服を脱ぎ始めた。
白い素肌があらわになり、大きな胸がプルッと揺れる。

「綺麗だ…」

胸の谷間に顔を埋め、ヒロキさんは呉葉さんの乳首に吸い付く。

「ああ、ヒロキ様っ…」

呉葉さんはヒロキさんを抱きしめた。

『……』

一体なんなんだ、これは!!
なぜこんなものを覗き見しなきゃいけないんだ!

やりきれない気持ちになり目を開けようとした瞬間、呉葉さんの足元で何かが動くのが見えた。

『…なんだ?』

そういえば、さっきから呉葉さんの下半身が薄暗くてよく見えない。
しかも何かカサカサと音がする。

『ん~もう少し、下の方を…』

意識を集中して、その音の正体を探す。
その間も二人は抱き合い、呉葉さんのあえぎ声が部屋中に響き渡っていた。

『くそっ、チ○ポが痛い…』

何か明かりでもあればいいのに──そう思った時、月の明かりが二人を照らした。

『!!』

呉葉さんの全裸がはっきりと見えた。
そして足元で蠢く巨大な蜘蛛も。

『!?』

呉葉さんの上半身と巨大蜘蛛が繋がっている!?

「ぷはっ…!!」

あまりのおぞましさに、僕はまるで水中から上がったかのように布団から顔を出した。

「な、なんだ!? 今のはっ…」

心臓が止まりそうになった。
あの映像は、夢?
もし夢じゃなく、今起きていることだったら…。
ヒロキさんが危ない!!


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