僕らのらんど
第5章 美女と兎
「あ、それ…」
「こんな使えそうなモノを軽トラの荷台に置きっぱなしにするんじゃねぇよ」
「忘れてた…」
釘バットはれんじに譲った。
とりあえず廊下の奥からこっちに近づいてきている巨大蜘蛛をそれで始末してほしいと思った。
「行くぞ!」
れんじが巨大蜘蛛に向かって走って行った。
そのあとに月影、兎太郎も続く。
「うおおおおお!!」
れんじは雄叫びをあげながら、巨大蜘蛛に向かって釘バットを振りおろした。すかさず月影が横から蹴りを繰り出す。ダメージが大きかったのか、巨大蜘蛛から「ぶしゅう!」と緑色の液体が飛び散った。
しかし天井から「シュルル!」と勢いよく太い糸が伸びてきて、月影とれんじの体は太い糸に巻き付けられてしまった。
「れんじ、月影!」
天井には別の巨大蜘蛛がいた。
気がつけば、僕たちは数匹の巨大蜘蛛に囲まれていた。
「ファイヤーボール!!」
瞬間、火の玉が僕の頭上を通り過ぎ、天井から伸びている巨大蜘蛛の糸を燃やした。
もしやと振り返ると、そこにはまあやさんとアカツキちゃんがいた。
「まあやさん! もう体は大丈夫なの!?」
「うん、もう大丈夫。ごめんね、迷惑かけちゃって」
まあやさんの表情は明るかった。
「ようっし! まあやも元気になったし、あたしも暴れちゃうからね!」
アカツキちゃんが両手に包丁を持ちながら言った。
「アカツキちゃん、それは…」
「バニーズの人から借りたの!」
ニカッとアカツキちゃんは笑った。
「こんな使えそうなモノを軽トラの荷台に置きっぱなしにするんじゃねぇよ」
「忘れてた…」
釘バットはれんじに譲った。
とりあえず廊下の奥からこっちに近づいてきている巨大蜘蛛をそれで始末してほしいと思った。
「行くぞ!」
れんじが巨大蜘蛛に向かって走って行った。
そのあとに月影、兎太郎も続く。
「うおおおおお!!」
れんじは雄叫びをあげながら、巨大蜘蛛に向かって釘バットを振りおろした。すかさず月影が横から蹴りを繰り出す。ダメージが大きかったのか、巨大蜘蛛から「ぶしゅう!」と緑色の液体が飛び散った。
しかし天井から「シュルル!」と勢いよく太い糸が伸びてきて、月影とれんじの体は太い糸に巻き付けられてしまった。
「れんじ、月影!」
天井には別の巨大蜘蛛がいた。
気がつけば、僕たちは数匹の巨大蜘蛛に囲まれていた。
「ファイヤーボール!!」
瞬間、火の玉が僕の頭上を通り過ぎ、天井から伸びている巨大蜘蛛の糸を燃やした。
もしやと振り返ると、そこにはまあやさんとアカツキちゃんがいた。
「まあやさん! もう体は大丈夫なの!?」
「うん、もう大丈夫。ごめんね、迷惑かけちゃって」
まあやさんの表情は明るかった。
「ようっし! まあやも元気になったし、あたしも暴れちゃうからね!」
アカツキちゃんが両手に包丁を持ちながら言った。
「アカツキちゃん、それは…」
「バニーズの人から借りたの!」
ニカッとアカツキちゃんは笑った。