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僕らのらんど

第6章 デスゲーム

それにオレのスマホから鳴った警告音みたいなやつ。
あれってもしかして…。

「どこ行くの?」

「わかんね、オレ転入してきたばっかだし」

「あっ、もしかして風早ひなたくん!?」

「そうだけど…」

「良かった! あなたの携帯全然繋がらないし、連絡もないから心配してたのよ!」

「マジか…すみません」

「もう少し遅かったら親御さんに連絡しようと思ってたんだから」

それは困る。
良かった、そうなる前に学校に来れて…。
てか、この人は先生なんだろうか?

「あ、私は美術講師の香月まりよ。非常勤講師だけどね」

オレの言いたいことがわかったのか、女性は自己紹介をしてくれた。

「でもあなたが遅れてきてくれて正直助かったわ。まさかあんな変質者が学校に入ってくるなんて…」

「あいつになにかされたのか?」

「そうよ、聞いて! あいつ、私がひなたくんに連絡してる時に、いつのまにか私の机の下にいたのよ!? しかも私の股を舐めようと…」

そこまで言うと、まり先生はハッとして顔を真っ赤にさせた。

「と、とにかく、校長に知らせなきゃ!」

オレはまり先生を下に降ろした。
そして一緒に体育館へと向かった。

ただの変質者であそこまで攻撃してくるだろうか?
なんだか嫌な予感がする…。

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