僕らのらんど
第6章 デスゲーム
体育館への渡り廊下を歩いていると、またオレのスマホがブルブルと震えた。
《ブー! ブー!》
《モンスターが接近中!》
《モンスターが接近中!》
「ちょっとそれ、なんなの? さっきも鳴ってたけど、着信音?」
「……」
オレは赤く点滅したスマホ画面を見た。
さっきは気づかなかったが、画面にはなぜか《攻撃する》《逃げる》のコマンドが表示されていた。
「携帯はマナーモードにしなきゃだめだからね」
《ブー! ブー!》
《モンスターが接近中!》
《モンスターが接近中!》
「また…え? なんか二重になって聞こえる?」
オレとまり先生は同時に体育館の方を見た。
体育館のドアの向こうからは警告音が二重にも三重にもなって聞こえてくる。
「まさか…」
ドン! ドン!
突然ドアが激しく叩かれたと思うと、体育館のドアが勢いよく開いた。
「ば、化け物だあぁぁぁぁぁぁ!!」
「いやぁぁぁあああああ!!」
一気に人の波が押し寄せてくる。
「まり先生、こっちだ!」
オレは咄嗟にまり先生の腕を引っ張り、中庭へと走った。背後からは沢山の悲鳴が聞こえてくる。
「えっ…なんなの? 一体何が起きたの!?」
オレは走りながら、何か武器になるものを探していた。さっき職員室にいたのと同じようなのが体育館にいたとしたら…。
「待って、ひなたくん! もしさっきの変質者が体育館にも現れてるなら、みんなを助けなきゃ!」
「!?」
まり先生はオレの手を振り払い、Uターンして行ってしまった。
《ブー! ブー!》
《モンスターが接近中!》
《モンスターが接近中!》
「ちょっとそれ、なんなの? さっきも鳴ってたけど、着信音?」
「……」
オレは赤く点滅したスマホ画面を見た。
さっきは気づかなかったが、画面にはなぜか《攻撃する》《逃げる》のコマンドが表示されていた。
「携帯はマナーモードにしなきゃだめだからね」
《ブー! ブー!》
《モンスターが接近中!》
《モンスターが接近中!》
「また…え? なんか二重になって聞こえる?」
オレとまり先生は同時に体育館の方を見た。
体育館のドアの向こうからは警告音が二重にも三重にもなって聞こえてくる。
「まさか…」
ドン! ドン!
突然ドアが激しく叩かれたと思うと、体育館のドアが勢いよく開いた。
「ば、化け物だあぁぁぁぁぁぁ!!」
「いやぁぁぁあああああ!!」
一気に人の波が押し寄せてくる。
「まり先生、こっちだ!」
オレは咄嗟にまり先生の腕を引っ張り、中庭へと走った。背後からは沢山の悲鳴が聞こえてくる。
「えっ…なんなの? 一体何が起きたの!?」
オレは走りながら、何か武器になるものを探していた。さっき職員室にいたのと同じようなのが体育館にいたとしたら…。
「待って、ひなたくん! もしさっきの変質者が体育館にも現れてるなら、みんなを助けなきゃ!」
「!?」
まり先生はオレの手を振り払い、Uターンして行ってしまった。