僕らのらんど
第6章 デスゲーム
「すみません、誰か…誰かいますか!? つくし先生いらっしゃいますか!?」
その時、ドアを激しく叩く音と甲高い声が響いた。
「まり先生だわ! 二人とも手伝って!」
「!」
オレはその名前を聞いてホッとした。
すぐに棚を動かしドアを開けると、制服を着た女一人と男二人とまり先生が中に入ってきた。
女子生徒の膝からは転けたのか血が滲んでいた。
「すぐに手当てをするわ」
オレとやんすさんはすぐにドアを閉めて、再び棚でバリケードを作った。
まり先生はオレの姿を見てアッと驚く。
「ひなたくん! 無事だったのね!」
「それはこっちの台詞。いきなり離れるんじゃねーよ」
「えっ…あ、ごめんね! 生徒たちが心配だったから…」
まり先生は少し顔を赤らめた。
そういえば自分はまだ上半身裸だったことに気づく。
「うわ、その背中なに? もしかしてあのゾンビみたいな奴にやられたとか?」
茶髪の男がオレの背中を見て声をあげる。
「おい大丈夫かよ、まさか感染したりしないよな?」
眼鏡をかけた男がオレから少し離れる。
「ちょっとあなたたち、変なこと言わないで! 感染なんてするわけないじゃないの!」
まり先生がフォローしてくれるが、途端にオレを見るみんなの見る目が変わり、変な空気が流れ始めた。
「……」
オレは無言でシャツとブレザーを着ると、保健室内を見渡した。武器にできるものとしたらモップくらいしかない。それでもないよりはマシだと思い、モップを手に取った。
その時、ドアを激しく叩く音と甲高い声が響いた。
「まり先生だわ! 二人とも手伝って!」
「!」
オレはその名前を聞いてホッとした。
すぐに棚を動かしドアを開けると、制服を着た女一人と男二人とまり先生が中に入ってきた。
女子生徒の膝からは転けたのか血が滲んでいた。
「すぐに手当てをするわ」
オレとやんすさんはすぐにドアを閉めて、再び棚でバリケードを作った。
まり先生はオレの姿を見てアッと驚く。
「ひなたくん! 無事だったのね!」
「それはこっちの台詞。いきなり離れるんじゃねーよ」
「えっ…あ、ごめんね! 生徒たちが心配だったから…」
まり先生は少し顔を赤らめた。
そういえば自分はまだ上半身裸だったことに気づく。
「うわ、その背中なに? もしかしてあのゾンビみたいな奴にやられたとか?」
茶髪の男がオレの背中を見て声をあげる。
「おい大丈夫かよ、まさか感染したりしないよな?」
眼鏡をかけた男がオレから少し離れる。
「ちょっとあなたたち、変なこと言わないで! 感染なんてするわけないじゃないの!」
まり先生がフォローしてくれるが、途端にオレを見るみんなの見る目が変わり、変な空気が流れ始めた。
「……」
オレは無言でシャツとブレザーを着ると、保健室内を見渡した。武器にできるものとしたらモップくらいしかない。それでもないよりはマシだと思い、モップを手に取った。