僕らのらんど
第6章 デスゲーム
「まだレベル5で低いのですが、使える魔法は『時間停止』。あと手持ちアイテムを100個収納できるアイテムボックスがあります」
「時間停止? それは使えそうね」
つくし先生が目を光らせる。
「どれくらい時間停止するのかわかりませんが、少しでも敵の動きをストップさせることができれば…」
「じゃあ作戦はこうよ。まずやんすさんが時間停止を発動。ひなたくんはその隙に敵の武器を奪うの」
そう言ってつくし先生は、遠くの方に見えるモンスターを指差した。
校門の近くにはゆず先輩が言った通り、首なし騎士のモンスター、デュラハンが同じく首なし馬に跨がって西洋の剣と自分の顔をした盾を持ってウロウロしていた。
「なんだか強そうですね…」
まり先生の声が震える。
「まり先生は負傷者が出た場合、すぐに回収できるように車の運転を頼むわね」
「はいっ!」
恐らく相手は馬を走らせながら剣を振り回してくるだろう。なんとか時間停止中に奴に近づいて剣を奪わなければ…。
「ひなたくん、無理はしないで。私が援助するから、危ないと思ったらすぐに逃げるのよ」
「わかった」
この方法で倒せるかわからないが、とにかく戦える武器はあいつが持ってる西洋の剣しかない。
オレは車から降りると、準備運動をした。
「こ、これってどこまで近づいたら、戦闘開始になるんですかね?」
「車で少しずつ近づいていくしかないわね…」
オレたちはお互い顔を見合せ頷いた。
まり先生が運転席に移動し、ハンドルを握る。
「私、今ものすごく小倉抹茶うどんが食べたいんです! これが終わったらみんなで喫茶トムに食べに行きましょうね!」
「時間停止? それは使えそうね」
つくし先生が目を光らせる。
「どれくらい時間停止するのかわかりませんが、少しでも敵の動きをストップさせることができれば…」
「じゃあ作戦はこうよ。まずやんすさんが時間停止を発動。ひなたくんはその隙に敵の武器を奪うの」
そう言ってつくし先生は、遠くの方に見えるモンスターを指差した。
校門の近くにはゆず先輩が言った通り、首なし騎士のモンスター、デュラハンが同じく首なし馬に跨がって西洋の剣と自分の顔をした盾を持ってウロウロしていた。
「なんだか強そうですね…」
まり先生の声が震える。
「まり先生は負傷者が出た場合、すぐに回収できるように車の運転を頼むわね」
「はいっ!」
恐らく相手は馬を走らせながら剣を振り回してくるだろう。なんとか時間停止中に奴に近づいて剣を奪わなければ…。
「ひなたくん、無理はしないで。私が援助するから、危ないと思ったらすぐに逃げるのよ」
「わかった」
この方法で倒せるかわからないが、とにかく戦える武器はあいつが持ってる西洋の剣しかない。
オレは車から降りると、準備運動をした。
「こ、これってどこまで近づいたら、戦闘開始になるんですかね?」
「車で少しずつ近づいていくしかないわね…」
オレたちはお互い顔を見合せ頷いた。
まり先生が運転席に移動し、ハンドルを握る。
「私、今ものすごく小倉抹茶うどんが食べたいんです! これが終わったらみんなで喫茶トムに食べに行きましょうね!」