僕らのらんど
第6章 デスゲーム
「まあ最初は小倉抹茶うどんはハードル高いから、ひなたくんにはいちごチョコうどんなんて……」
まり先生はそう言ったあと自ら気づいたのか、すぐにブレーキを踏んだ。
「まり先生? 急にどうしたの?」
「…だめっ…だめなんです! 私たち、デュラハンと戦っちゃだめなんです…!」
「え?」
「ごめん、つくし先生。作戦は中止する」
オレがそう言い放つと、まり先生は急いで車をUターンさせた。オレは唖然とするつくし先生とやんすさんを交互に見て、ひそかに胸を撫で下ろす。
本当に戻ったんだ、一時間前に。
オレたちは校舎の横に車を停めると、デュラハンの様子を見るために車から降りた。
「つくし先生っ…!」
まり先生がつくし先生の胸に飛び込む。
「どうしたの?」
「つくし先生! ごめんなさい、私…つくし先生を助けることができなくて…!」
つくし先生はただ目を丸くするばかりだ。
「あ、あの、まりしゃん? 急にどうしたんですか?」
やんすさんもキョトンとしながら、まり先生の様子を心配する。
「やんすさんっ…やんすさんもごめんなさい!」
「え? え?」
もうそれ以上言葉にならないようで、まり先生はその場で泣き崩れてしまった。それを見ていたつくし先生がまり先生をそっと抱きしめる。
「大丈夫よ、大丈夫」
つくし先生はまり先生が落ち着くまで何度もそう呟いた。
その間にオレは今まであった出来事を二人に説明した。デュラハンとの戦いに負けたこと、謎の男に出会ったこと、その男の魔法で一時間前に戻ったことを話した。ただ二人が死んだことは口にすることができなかったが、つくし先生はまり先生の言動から気づいたようだった。
まり先生はそう言ったあと自ら気づいたのか、すぐにブレーキを踏んだ。
「まり先生? 急にどうしたの?」
「…だめっ…だめなんです! 私たち、デュラハンと戦っちゃだめなんです…!」
「え?」
「ごめん、つくし先生。作戦は中止する」
オレがそう言い放つと、まり先生は急いで車をUターンさせた。オレは唖然とするつくし先生とやんすさんを交互に見て、ひそかに胸を撫で下ろす。
本当に戻ったんだ、一時間前に。
オレたちは校舎の横に車を停めると、デュラハンの様子を見るために車から降りた。
「つくし先生っ…!」
まり先生がつくし先生の胸に飛び込む。
「どうしたの?」
「つくし先生! ごめんなさい、私…つくし先生を助けることができなくて…!」
つくし先生はただ目を丸くするばかりだ。
「あ、あの、まりしゃん? 急にどうしたんですか?」
やんすさんもキョトンとしながら、まり先生の様子を心配する。
「やんすさんっ…やんすさんもごめんなさい!」
「え? え?」
もうそれ以上言葉にならないようで、まり先生はその場で泣き崩れてしまった。それを見ていたつくし先生がまり先生をそっと抱きしめる。
「大丈夫よ、大丈夫」
つくし先生はまり先生が落ち着くまで何度もそう呟いた。
その間にオレは今まであった出来事を二人に説明した。デュラハンとの戦いに負けたこと、謎の男に出会ったこと、その男の魔法で一時間前に戻ったことを話した。ただ二人が死んだことは口にすることができなかったが、つくし先生はまり先生の言動から気づいたようだった。