僕らのらんど
第8章 集結
「あぁ?」
迷彩服を着た男が振り返ってやんすさんを睨む。
「ひっ、ひいぃぃぃぃ、す、すみませんんんん~!」
やんすさんが必死に謝ると、迷彩服の男は舌打ちした。
「ひ、ひなたしゃああああんっ、なんで避けるんですかぁぁぁぁぁ」
「いや、なんとなく」
オレとやんすさんは顔を見合わせると、お互いフッと笑った。
「ひなたくん。あの人たちがね、私たちを助けてくださったのよ」
「え…」
まり先生が迷彩服の男の方を見て会釈した。
やんすさんを睨んでた男は、今度はオレの顔をジッと睨み付ける。
まさかこの人が月影さん…?
目付きがすごい悪いんだけど。
「あ~ひなたっち! 目が覚めたんだねっ。良かったぁ~!」
突然、迷彩服の男の影からヒョコッと顔を出した女の子に話しかけられる。
「は? ひなたっち?」
「えへっ。寝てる時も美男子だなって思ってたけど、やっぱりイケメンくんだった~!」
なんなんだ、この女の子は。
オレよりも年下だろうか、目付きの悪い男と同じように迷彩服を着ている。
「あ、そうだ。自己紹介まだだったよね! あたしはアカツキ。で、この無愛想な人がれんじだよ!」
「余計なこと言うんじゃねぇ、アカツキ」
アカツキとれんじ?
「あ、オレはひなた…」
「うん、知ってる!」
アカツキがニカッと笑った。
つられてオレも笑ってしまう。
「あとね~うさぴょんが……あれぇ? うさぴょんいないなぁ、アキラたちと一緒にいるのかなぁ」
「あ、あっし、さっき見ましたよ! 連れてきましょうか?」
「余計なことするな、やんす」
「ひぃぃ! すみません!」
やんすさんがオレの背中に隠れる。
「もう、れんじってば、いい加減アキラたちと仲良くしてもいいんじゃない? ヒロキが死んだのはアキラたちのせいじゃないんだから!」
「……」
「アキラたちだって仲間を失ってるんだよ? あたしたちの気持ちは痛いほどわかってるはずだよ!」
迷彩服を着た男が振り返ってやんすさんを睨む。
「ひっ、ひいぃぃぃぃ、す、すみませんんんん~!」
やんすさんが必死に謝ると、迷彩服の男は舌打ちした。
「ひ、ひなたしゃああああんっ、なんで避けるんですかぁぁぁぁぁ」
「いや、なんとなく」
オレとやんすさんは顔を見合わせると、お互いフッと笑った。
「ひなたくん。あの人たちがね、私たちを助けてくださったのよ」
「え…」
まり先生が迷彩服の男の方を見て会釈した。
やんすさんを睨んでた男は、今度はオレの顔をジッと睨み付ける。
まさかこの人が月影さん…?
目付きがすごい悪いんだけど。
「あ~ひなたっち! 目が覚めたんだねっ。良かったぁ~!」
突然、迷彩服の男の影からヒョコッと顔を出した女の子に話しかけられる。
「は? ひなたっち?」
「えへっ。寝てる時も美男子だなって思ってたけど、やっぱりイケメンくんだった~!」
なんなんだ、この女の子は。
オレよりも年下だろうか、目付きの悪い男と同じように迷彩服を着ている。
「あ、そうだ。自己紹介まだだったよね! あたしはアカツキ。で、この無愛想な人がれんじだよ!」
「余計なこと言うんじゃねぇ、アカツキ」
アカツキとれんじ?
「あ、オレはひなた…」
「うん、知ってる!」
アカツキがニカッと笑った。
つられてオレも笑ってしまう。
「あとね~うさぴょんが……あれぇ? うさぴょんいないなぁ、アキラたちと一緒にいるのかなぁ」
「あ、あっし、さっき見ましたよ! 連れてきましょうか?」
「余計なことするな、やんす」
「ひぃぃ! すみません!」
やんすさんがオレの背中に隠れる。
「もう、れんじってば、いい加減アキラたちと仲良くしてもいいんじゃない? ヒロキが死んだのはアキラたちのせいじゃないんだから!」
「……」
「アキラたちだって仲間を失ってるんだよ? あたしたちの気持ちは痛いほどわかってるはずだよ!」