僕らのらんど
第8章 集結
あれ、もしかしてこの人たち…。
「あの~ちょっといいでっか?」
背後にいた昭玄さんがズイッと前に出てくる。
「おたくらのお仲間さん、モンスターにやられて死んだんでっか?」
「…ああ、そうだが」
れんじさんが昭玄さんを睨み付ける。
でもれんじさんより図体のでかい昭玄さんにはその睨みは効かなかった。
「ほなら大丈夫でっせ。お仲間さんは無事ここからログアウトしはったでしょうから」
「…っ!! ログアウトだと!?」
昭玄さんの言葉に二人とも驚く。
やっぱり彼らもこのゲームのシステムを知らされてなかったらしい。
「それってどういう…」
『会場にお集まりの皆様、そろそろこのアプリゲームについての説明を致しますのでご着席ください』
その時、つくし先生の声がマイクを通じて聞こえてきた。
つくし先生の隣には虎生がいる。
そして黒いスーツを着た男たちが数人いた。
「とりあえず座りましょうか…」
みんな複雑な表情で席に座る。
辺りを見回すと、いつのまにか知らないプレイヤーたちが沢山いた。
「どうしてつくし先生がゲームを説明する側にいるんだ?」
「私もわからない…」
でもその答えはすぐにわかった。
『皆さん、ご挨拶が遅れて申し訳ございません。私たちはこの『LAND』アプリを運営している『SEED』というゲーム会社の者です』
ガタンッ!!
信じられなくて思わず席を立つ。
古賀が死んでからちょっと様子がおかしいと思ってたけど、まさかNPCじゃなくてSEEDの人間だったなんて…!!
「つくし先生、どういうことだよっ…!」
『……順を追って説明します。ですので今は黙って聞いてもらえるかしら』
「…っ…」
オレは拳をギュッと握る。
すると服の袖をまり先生が引っ張った。
「ひなたくん…今はつくし先生の説明、聞こう?」
「……わかった」
まり先生の悲しそうな表情に気づいて、オレは渋々椅子に座った。
そして虎生とつくし先生を交互に睨み付けた。
「あの~ちょっといいでっか?」
背後にいた昭玄さんがズイッと前に出てくる。
「おたくらのお仲間さん、モンスターにやられて死んだんでっか?」
「…ああ、そうだが」
れんじさんが昭玄さんを睨み付ける。
でもれんじさんより図体のでかい昭玄さんにはその睨みは効かなかった。
「ほなら大丈夫でっせ。お仲間さんは無事ここからログアウトしはったでしょうから」
「…っ!! ログアウトだと!?」
昭玄さんの言葉に二人とも驚く。
やっぱり彼らもこのゲームのシステムを知らされてなかったらしい。
「それってどういう…」
『会場にお集まりの皆様、そろそろこのアプリゲームについての説明を致しますのでご着席ください』
その時、つくし先生の声がマイクを通じて聞こえてきた。
つくし先生の隣には虎生がいる。
そして黒いスーツを着た男たちが数人いた。
「とりあえず座りましょうか…」
みんな複雑な表情で席に座る。
辺りを見回すと、いつのまにか知らないプレイヤーたちが沢山いた。
「どうしてつくし先生がゲームを説明する側にいるんだ?」
「私もわからない…」
でもその答えはすぐにわかった。
『皆さん、ご挨拶が遅れて申し訳ございません。私たちはこの『LAND』アプリを運営している『SEED』というゲーム会社の者です』
ガタンッ!!
信じられなくて思わず席を立つ。
古賀が死んでからちょっと様子がおかしいと思ってたけど、まさかNPCじゃなくてSEEDの人間だったなんて…!!
「つくし先生、どういうことだよっ…!」
『……順を追って説明します。ですので今は黙って聞いてもらえるかしら』
「…っ…」
オレは拳をギュッと握る。
すると服の袖をまり先生が引っ張った。
「ひなたくん…今はつくし先生の説明、聞こう?」
「……わかった」
まり先生の悲しそうな表情に気づいて、オレは渋々椅子に座った。
そして虎生とつくし先生を交互に睨み付けた。