
僕らのらんど
第8章 集結
「月影さん、はじめまして」
オレは黒いロングコートを着ている月影さんに話しかけた。
「あなたは、あの時の…」
「はい。死神にやられそうになった時に助けてくださったそうで…ありがとうございました」
「いえ…あの時は俺たちも突然違う場所に転送されて訳がわからずで。でもアキラさんがすぐに気づいてひなたさんを回復したんです。ですよね、アキラさん」
月影さんが隣にいる男に声をかける。
「あ? うん」
アキラと呼ばれた男はボーッとしていた。
「ちょっと、アキラくん! さっきから何ボーッとしてるのよ。ひなたくん、戸惑ってるじゃない!」
髪の長い女性がアキラさんの顔の前に手をかざす。
「ごめんね、ひなたくん。私は魔法使いのまあやよ。えっと…リタイヤするのよね?」
「はい。オレの義妹が大阪の病院にいるので迎えに行きたいんです」
「そうなのね…。リアルでは回復魔法なんてないし瞬間移動することもできないけど、でも妹さんとあなたが無事に生きて、ここに帰ってくることを祈ってるわ」
「俺も無事を祈ってます!」
オレは二人の言葉を聞いて胸が熱くなった。
まだ全然話したこともなかったのに、オレと義妹を心配してくれるなんて…。
だからこそ、みんなを彼らに任せられる。
「あの、月影さん。図々しい頼みかもしれないけど、オレがいない間、オレの仲間と一緒に戦ってもらえませんか?」
「え…」
月影さんがゆず先輩たちの方を見る。
ゆず先輩は急に月影さんにジッと見られて戸惑っていた。
「いいですよ、わかりました。皆さんのことはお任せください! 俺が皆さんをお守りします!」
「ありがとうございます」
ホッと安心すると、
「月影だけじゃ心配じゃ。わしも一肌脱ごうかの」
突然ヌッと横から白髪のお爺さんが現れてびっくりした。
「…ってもう脱いでるし!!」
アキラさんがすかさずツッコミを入れる。
よく見れば、お爺さんはパンツ一枚しか履いていなかった。
オレは黒いロングコートを着ている月影さんに話しかけた。
「あなたは、あの時の…」
「はい。死神にやられそうになった時に助けてくださったそうで…ありがとうございました」
「いえ…あの時は俺たちも突然違う場所に転送されて訳がわからずで。でもアキラさんがすぐに気づいてひなたさんを回復したんです。ですよね、アキラさん」
月影さんが隣にいる男に声をかける。
「あ? うん」
アキラと呼ばれた男はボーッとしていた。
「ちょっと、アキラくん! さっきから何ボーッとしてるのよ。ひなたくん、戸惑ってるじゃない!」
髪の長い女性がアキラさんの顔の前に手をかざす。
「ごめんね、ひなたくん。私は魔法使いのまあやよ。えっと…リタイヤするのよね?」
「はい。オレの義妹が大阪の病院にいるので迎えに行きたいんです」
「そうなのね…。リアルでは回復魔法なんてないし瞬間移動することもできないけど、でも妹さんとあなたが無事に生きて、ここに帰ってくることを祈ってるわ」
「俺も無事を祈ってます!」
オレは二人の言葉を聞いて胸が熱くなった。
まだ全然話したこともなかったのに、オレと義妹を心配してくれるなんて…。
だからこそ、みんなを彼らに任せられる。
「あの、月影さん。図々しい頼みかもしれないけど、オレがいない間、オレの仲間と一緒に戦ってもらえませんか?」
「え…」
月影さんがゆず先輩たちの方を見る。
ゆず先輩は急に月影さんにジッと見られて戸惑っていた。
「いいですよ、わかりました。皆さんのことはお任せください! 俺が皆さんをお守りします!」
「ありがとうございます」
ホッと安心すると、
「月影だけじゃ心配じゃ。わしも一肌脱ごうかの」
突然ヌッと横から白髪のお爺さんが現れてびっくりした。
「…ってもう脱いでるし!!」
アキラさんがすかさずツッコミを入れる。
よく見れば、お爺さんはパンツ一枚しか履いていなかった。
