
僕らのらんど
第10章 最終決戦
「なんでファボリーズ!?」
「あれ、知りませんか? 悪霊に除菌消臭スプレーを振りかけると除霊できるってまとめサイトに書いてあったんですよ!」
「マジか…」
「ナイス、やんす! じゃああたしファボリーズ使ってみるね!」
ミーカさんがファボリーズを持っていく。
「あたしのもある!?」
黒魔女さんも欲しがったので、やんすさんは薔薇の香りのファボリーズを手渡した。
効果があるかどうかはわからないが、ないよりはマシだろうと僕は開き直った。
「行きます!」
まりさんがネクロマンサーに向かって走り出した。
早速、黒い触手が行く手を阻む。
「ホーリーシールド!!」
僕が呪文を唱えると、黒い触手がザザッと後退した。
「かけまくもかしこき、いざなぎのおおかみ…」
まりさんが詠唱を唱え出す。
するとまりさんの体がうっすらと金色に帯び始めた。
「みそぎはらえたまいしときになりませる、はらえどのおおかみたち、もろもろのまがごとつみけがれあらんをば…」
異変を感じたのか、ネクロマンサーから死霊たちが大量に沸きだした。
「来るぞ!!」
死霊はあちこちに飛び、僕たちに襲いかかってきた。
「ホーリーシールド!!」
僕は再度呪文を唱える。
するとその光に死霊たちは戸惑いを見せた。
しかし時間が経つとまた襲いかかってきた。
「ええいっ、ファボリーズ攻撃!!」
ミーカさんが死霊たちにファボリーズを振りかける。
すると、死霊たちは『ギャアアアアッ』とうめき声をあげて怯んだ。
「ファボリーズ、いける!」
確信した黒魔女さんとミーカさんはファボリーズをあちこちにかけまくった。おかげで辺りはめちゃくちゃ薔薇臭くなったけど、死霊が近づいてくることはなかった。
「あとはネクロマンサーだ! まりさん、頼む!」
「はらえたまい、きよめたまえともうすことをきこしめせと、かしこみ、かしこみ、もうす」
詠唱を言い終えると、まりさんは刀を天に向けた。
瞬間カッと空が光り、「ドンッ!!」と何かがまりさんの体に落ちた。
いや、何かが憑依した。
「あれ、知りませんか? 悪霊に除菌消臭スプレーを振りかけると除霊できるってまとめサイトに書いてあったんですよ!」
「マジか…」
「ナイス、やんす! じゃああたしファボリーズ使ってみるね!」
ミーカさんがファボリーズを持っていく。
「あたしのもある!?」
黒魔女さんも欲しがったので、やんすさんは薔薇の香りのファボリーズを手渡した。
効果があるかどうかはわからないが、ないよりはマシだろうと僕は開き直った。
「行きます!」
まりさんがネクロマンサーに向かって走り出した。
早速、黒い触手が行く手を阻む。
「ホーリーシールド!!」
僕が呪文を唱えると、黒い触手がザザッと後退した。
「かけまくもかしこき、いざなぎのおおかみ…」
まりさんが詠唱を唱え出す。
するとまりさんの体がうっすらと金色に帯び始めた。
「みそぎはらえたまいしときになりませる、はらえどのおおかみたち、もろもろのまがごとつみけがれあらんをば…」
異変を感じたのか、ネクロマンサーから死霊たちが大量に沸きだした。
「来るぞ!!」
死霊はあちこちに飛び、僕たちに襲いかかってきた。
「ホーリーシールド!!」
僕は再度呪文を唱える。
するとその光に死霊たちは戸惑いを見せた。
しかし時間が経つとまた襲いかかってきた。
「ええいっ、ファボリーズ攻撃!!」
ミーカさんが死霊たちにファボリーズを振りかける。
すると、死霊たちは『ギャアアアアッ』とうめき声をあげて怯んだ。
「ファボリーズ、いける!」
確信した黒魔女さんとミーカさんはファボリーズをあちこちにかけまくった。おかげで辺りはめちゃくちゃ薔薇臭くなったけど、死霊が近づいてくることはなかった。
「あとはネクロマンサーだ! まりさん、頼む!」
「はらえたまい、きよめたまえともうすことをきこしめせと、かしこみ、かしこみ、もうす」
詠唱を言い終えると、まりさんは刀を天に向けた。
瞬間カッと空が光り、「ドンッ!!」と何かがまりさんの体に落ちた。
いや、何かが憑依した。
