僕らのらんど
第10章 最終決戦
「もう僧侶は命を奪っちゃいけないなんて言ってられないよな…」
僕は剣と盾を装備した。
そして回復薬を持てるだけ持った。
「よし、じゃあ行くか」
兎太郎が今度は僕の肩に乗る。
「やんすさん、まあやさんのこと…」
そこまで言いかけた時、まあやさんが僕の袖を引っ張った。
「まあやさん、起きて……」
「もうっ…アキラくんも月影くんもバカなの!? 私も戦いに行くわよっ!」
まあやさんはそう言うと、やんすさんが出した回復薬をゴクゴクと飲み干した。
「私は魔法使いよ! 守られるだけの、か弱い女の子じゃないんだからね!」
「まあやさん…」
そんなまあやさんの姿を見て、僕はプッと笑った。
「ちょっと、何笑ってるのよ! アキラくん!」
「いやっ…まあやさんらしいなって思ってさ」
そういえば最初出会った時も、まあやさんに助けてもらったんだよな。可愛い顔してるのに勇ましい女性だなと思ってた。
ここまで来れたのもまあやさんが僕を引っ張ってくれたからだ。
「わかった、一緒に行こう」
僕はまあやさんに手を差し出した。
「うん」
まあやさんは素直に僕の手を握る。
「うひょひょ、カップル誕生ってやつですかね!」
やんすさんがニヤニヤしながら言うもんだから、まあやさんが手を離してしまった。
思わずやんすさんを睨むと、
「あ、じゃあサイクロプスまで距離ありますし、車で行きますかねっ!」
そう言うとやんすさんはアイテムボックスから車を出した。
「ええっ!? 車まで収納してたの!?」
まあやさんがびっくりしている。
でもなぜか真っ先に運転席に乗った。
「早く乗って! 飛ばすわよ!」
みんなが乗った途端、アクセルを踏むまあやさん。
──あれ?
月影が軽トラでドリフトやってた時、めちゃくちゃ酔ってなかったっけ?
もしかしたら運転したら人格変わるタイプ?
「ぎぃやああああ~~」
まだシートベルトをつけてなかったやんすさんはあちこち体をぶつけて大変なことになっていた。
僕は剣と盾を装備した。
そして回復薬を持てるだけ持った。
「よし、じゃあ行くか」
兎太郎が今度は僕の肩に乗る。
「やんすさん、まあやさんのこと…」
そこまで言いかけた時、まあやさんが僕の袖を引っ張った。
「まあやさん、起きて……」
「もうっ…アキラくんも月影くんもバカなの!? 私も戦いに行くわよっ!」
まあやさんはそう言うと、やんすさんが出した回復薬をゴクゴクと飲み干した。
「私は魔法使いよ! 守られるだけの、か弱い女の子じゃないんだからね!」
「まあやさん…」
そんなまあやさんの姿を見て、僕はプッと笑った。
「ちょっと、何笑ってるのよ! アキラくん!」
「いやっ…まあやさんらしいなって思ってさ」
そういえば最初出会った時も、まあやさんに助けてもらったんだよな。可愛い顔してるのに勇ましい女性だなと思ってた。
ここまで来れたのもまあやさんが僕を引っ張ってくれたからだ。
「わかった、一緒に行こう」
僕はまあやさんに手を差し出した。
「うん」
まあやさんは素直に僕の手を握る。
「うひょひょ、カップル誕生ってやつですかね!」
やんすさんがニヤニヤしながら言うもんだから、まあやさんが手を離してしまった。
思わずやんすさんを睨むと、
「あ、じゃあサイクロプスまで距離ありますし、車で行きますかねっ!」
そう言うとやんすさんはアイテムボックスから車を出した。
「ええっ!? 車まで収納してたの!?」
まあやさんがびっくりしている。
でもなぜか真っ先に運転席に乗った。
「早く乗って! 飛ばすわよ!」
みんなが乗った途端、アクセルを踏むまあやさん。
──あれ?
月影が軽トラでドリフトやってた時、めちゃくちゃ酔ってなかったっけ?
もしかしたら運転したら人格変わるタイプ?
「ぎぃやああああ~~」
まだシートベルトをつけてなかったやんすさんはあちこち体をぶつけて大変なことになっていた。