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僕らのらんど

第2章 弟子と師匠

アバターは立体映像になっていて、僕のスマホアプリと同じようにゆっくりと回転している。
最悪なことに服は着ておらず、股間部分にはモザイクがかかっていた。

「意味わかんねぇ…」

僕はアプリのメインメニュー画面を開いた。
RPGには必ずプレイヤーの情報を見れるコマンドがある。

HPやMPなどの状態が見れるステータス、所持しているアイテム、装備中の武器と防具、攻略中のクエスト、マップ、フレンドリスト、設定。

設定のコマンドを開いてみるけど、やはりログアウトボタンは見当たらなかった。

「アキラさん、もしかして俺たちもお師匠様のようにできるんですかね?」

「………」

僕と月影は試しにこめかみ辺りを指でタッチしてみた。しかし、何も起こらない。

「…できませんね。お師匠様はそのやり方をいつどこで知ったのですか?」


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