僕らのらんど
第3章 眠れぬ夜にゴブリン襲来
こうしてるといつもの現実となんら変わらない。
あの出来事は本当にあったことなんだろうかと思えてくる。
実はずっと夢を見ていて、起きたら自分の部屋のベッドで寝ていて、いつものようにトシヤから電話がかかってきたりするんじゃないかって…。
「そうだ」
僕はふと思い立って、アプリのメインメニューを開けてみた。そこからフレンドリストをタッチする。
フレンドリストにはトシヤ、まあやさん、月影、そらじじいの名前があった。
「トシヤの名前あるじゃん!」
僕は勢いよくソファーから起き上がった。
よく見れば名前の隣に電話マークがついている。
それをタッチした後、「プッ、プッ、プッ…」と電話の繋ぐ音がした。しかしすぐに「只今、戦闘不能のため出られません」とメッセージが流れた。
「…………は?」
何度かけてもそれは同じだった。
戦闘不能…RPGではHP0状態を示す。
つまり「死亡」したということ。
あの出来事は本当にあったことなんだろうかと思えてくる。
実はずっと夢を見ていて、起きたら自分の部屋のベッドで寝ていて、いつものようにトシヤから電話がかかってきたりするんじゃないかって…。
「そうだ」
僕はふと思い立って、アプリのメインメニューを開けてみた。そこからフレンドリストをタッチする。
フレンドリストにはトシヤ、まあやさん、月影、そらじじいの名前があった。
「トシヤの名前あるじゃん!」
僕は勢いよくソファーから起き上がった。
よく見れば名前の隣に電話マークがついている。
それをタッチした後、「プッ、プッ、プッ…」と電話の繋ぐ音がした。しかしすぐに「只今、戦闘不能のため出られません」とメッセージが流れた。
「…………は?」
何度かけてもそれは同じだった。
戦闘不能…RPGではHP0状態を示す。
つまり「死亡」したということ。