僕らのらんど
第1章 初めての戦い
「ったく、なにやってんだよ。急にいなくなるから心配しただろ」
トシヤの言葉に僕は目を丸くした。
「え…僕ら一緒にいたの?」
「はあ? 今日は紅葉見に行こうぜって、さっき展望台に登ってったじゃん。そしたらお前、急にいなくなってさぁ」
「……覚えてない」
「マジで? やっぱどっかで頭打ったか? それかくねくねの祟りか…」
「くねくね? ラーメンならこないだ食べに行ったけど」
「そのくねくねじゃねーよ。地方ネタ話すんじゃねーよ。白くてクネクネ動くヤバい生き物だよ。オレ見ちゃったんだよな、さっき」
するとトシヤの背後で、何かモゾモゾ動いてる物体がいることに気づいた。
「トシヤ、それって…」
言いかけた時、上着のポケットに入れていた僕のスマホが突然ブルブルと震えだした。
トシヤの言葉に僕は目を丸くした。
「え…僕ら一緒にいたの?」
「はあ? 今日は紅葉見に行こうぜって、さっき展望台に登ってったじゃん。そしたらお前、急にいなくなってさぁ」
「……覚えてない」
「マジで? やっぱどっかで頭打ったか? それかくねくねの祟りか…」
「くねくね? ラーメンならこないだ食べに行ったけど」
「そのくねくねじゃねーよ。地方ネタ話すんじゃねーよ。白くてクネクネ動くヤバい生き物だよ。オレ見ちゃったんだよな、さっき」
するとトシヤの背後で、何かモゾモゾ動いてる物体がいることに気づいた。
「トシヤ、それって…」
言いかけた時、上着のポケットに入れていた僕のスマホが突然ブルブルと震えだした。